忘備録

考えたことを書いて忘れる用の何か。

TOX

ジュード・ミラ編クリア。隠しダンジョン、サブイベントもそれなりにこなしたので一区切りにします。



主人公の二人設定は序盤の出会い、ミラが一度消えてからの展開、EDの〆が大きな分岐点。

ミラ編に関しては精霊たちの絡みがあった分、精霊界のシステム的な描写に割かれていてリーゼ・マクシアがどうなっていたかがわかり辛いが、ジュード編ならそこにアルヴィンとの争いとミュゼの行動で補完されていた。



・全体を通して気になった人物



レイア

基本的に前編通して健気に真っ直ぐっていうポジションからぶれなかった印象。

ミラ編のほうがジュードとの関係を気にするシーンが入っていたし(そりゃ本人視点からはあんまり言えないだろうし)、アグリアにも痛いところ突かれてた。





ローエン

軍師ポジション、アジュールとラシュガル関連の争いをパーティ内で唯一まともに進められる人、ラストでガイアスの側近という立場になってる。過去の恋人関係とかファイザバードの因縁とか動機が意外と過去の方に固まってる。このへんの話はラシュガル王とかも絡めて別に一つ膨らめられそうな気もする。



エリーゼ

結果的に人体実験の被害者とブースター適合者という点からは逃れられなかった、ジャオの話も引っ張れるかなと思ったが、イスラ関連の方がはるかにえげつなかったのでまだ幸せな方だったのだろうか。



アルヴィン

裏切る性格が災いしてるのか、一貫して物事を複雑にする立場。この人はストーリー上だと不幸な境遇のエレンピオス人で、味方に銃を向けた人という事になってしまうがサブイベントを見ると裏側でやってることを含めたらエリーゼより不幸だった気もする。

自分が「こいつは物語的に何か重要なこと握っていそうだな、でないと行動が曖昧すぎる」とパーティの中で一番に思ったキャラ。設定だとミラやガイアスといった人物が物語の終盤の中心になるけれど、性格として興味を持ったのがこのキャラだった。

母親から殺されるとわかっているという手紙は届くわ、ジランドには裏切られセルシウスに殺されそうになり、味方(ジュード達)からは怪しまれるという・・・、ブレザからは救いがあったものの、それもいなくなってからと徹底されている。それを体現させてジュードに見せることが一番の目的だったんだろうけどなんとも悲しいキャラではある。



ガイアス

ラスボスだけど悪という感じのない、正当な理由のある筋の通った人。テイルズだとダオスとかデュークのような感じ、こっちの視点から見ていくシナリオもフォーブの過去を含めてありかもしれない。ミュゼが黒く描写されていた分、なんか悪い印象を受けがち。





ジュード

ミラ症候群。「レイア→ジュード→ミラ」と引っ張られていく。ボーイミーツガール。一度(何回か)挫折を経験して最終的には大きな目標の為に敵と対立するという、シリーズの典型的なタイプ。





ミラ

マクスウェルという立場を使って、歴代シリーズから物語を少し眩ました設定を持ったキャラ。過去のシリーズ世界観とエクシリアを分ける要素としては精霊の人間性がある所だろうと思う。それはキャラクタの性格とかではなくて、身体としてのという意味で。





・システム



バトル関連

リンクアーツは戦闘面での演出のメインなだけにかなりボリュームがあった。エフェクト面ではこちらが大部分を占めているのではないだろうか?惜しいのは敵側の行動も人型でないとリンクをしていなかったり所か、ただボリューム量に関してはおそらく追加される何かが用意されているはず。

スキルはVに同じ、リリアルオーブはリメイクDのソーディアンに近い。ただ、リンク関連で少し変化してる。ACはCCをより連携限定に簡素化したもの。これにTPも組み合わせたので意外と戦闘中に目を配らせる項目が増えた印象。その分ステータス画面から命中はなくなってるから全体としては変わらないか。

目立ったのはショップの成長システムと、料理・薬草でのステータスアップが過去最高に簡単にできるようになったこと。普通に買える様になった有料DLCによるレベルアップなんかを作品の中で批判されないような対策なのかもしれない。





世界観



Pからかなりの比率で大晶霊(大精霊)を伴った世界が物語の舞台となってるし、過去作と比べても大きく踏み外してもいないし、かといって変わらない訳でもない。どこか似通った確実に違う世界。こんな風にカテゴライズしてしまうと味気ないと思われてしまいがちだが、別れている世界・対立構図・解決策は過去シリーズにあったものだと思う。

メルニクス語はTOLの歌にも出てきてたし、過去のロンダウでも使われていたりと別世界の言語として定着しつつあるのだろうか。