忘備録

考えたことを書いて忘れる用の何か。

SAO 二巻

  1.  このブログの字数制限はいくつだろう? 6万5千字とかあるなら一つの記事にまとめたいとか思っているけど、そこに訂正前と後も載せていくとしたらおかしいことになるか。
  2. ブクログどう使うかわからなくなりつつある。
  3. 色とかタグ使って編集しようかどうしようか。

以下ネタバレ

記述を見るに、片手剣と両手剣のスキルと固有スキルの「2刀流」っていうのは別扱いなのか。

理由としては単純でいいのかもしれないし、共感のツボを読者として突くならば家族に似ているのはあるか。

此処から先のキリトという人物は自分の実力を隠して物語を進行していくいわゆる「主人公無双」キャラに近い属性になった。

1巻に関しては中盤からその様相があったけど、ここからは最初からその知識が前提としてある分その色が強調して書かれている。

意外と惹かれるのは単純な宿屋という空間であるのにその雰囲気が綿密に描かれているせいか、リアリティがある。これは事前にシリカに心情を挟んでいるからなのかなぁとふと思う。

割りと一章ごとの文章が短いし、書いている文書も父性があるという部分がラストに一言独白で添えてあるだけで引きには効果的なんだなと。

起伏が比較的読み取りやすい構造になっている。序盤に「ここの世界でも犯罪をする奴は心底許せない」という言葉を放っていたキリトが71pあたりでのオレンジギルドメンバーとの対立の時にうまく回収しているのを見るとそういう物がどこに話としてつながっているのかも考えたりできる。

当たり前だがゲームとしてのNPCでなく、悪意ある現実のプレイヤーが相手というのが大事。多分これは別問題になるがAIが絶対的な悪にはできないし、できてしまったら話の筋として別な人間っぽさを作り上げる必要が出てくるんだろう。

 

シリーズ物に対しての感想になってしまうが、やっぱり1巻で長編を書いているのに短編のシナリオに移った時にどうしても違和感を感じてしまう。コレは自分の好みの問題であるからいかんとも言い難いんだけど。単純に一度話に区切りがついてしまうと、そこからの継続性とかを次の話に見いだせないと何だか読み止めてしまいやすいとかそういう意味で。決して作品自体に悪い感想を持っている訳では無いんだよな。

 

 もうここからのラインはそこまで全体の世界観自体を意識するよりは、単純にそのままの新しい出会いに対しての面白みを求める傾向がある。

ここでこういう危ない人間の話にぽっこりと乗っかってしまうリズベットがいいな、話をすすめるためとはいえ。

こっちのキリトはかなり自信家になっている気がする。55層前後だともう既にそういう領域になっているということか。「アイデア募集中」とかのユーモアを出す程度に人間関係も余裕が出てる。

 

2章ラスト 現実と虚構の合間の浮遊感いい。

「唇に当ててから」ね。「篠崎里香」

 

ゆい

結城明日奈

p217

 

教会の孤児院と暴漢な軍

ユリエール

AIと感情を基にしたプログラムのバグ

 

人工知能が意思を持つのとその別れまでの展開はとても個人的には好みの話なんだけれども、ゲームマスターが干渉してくることはちょっと気になる。それに小さい子供というスタイルで肉体が与えられているのはどこか不自然な取っかかりを感じる。別にアスナとキリトの子どもとしての存在を瞬時させなくとも良かったような気もするが、ファンタジーっぽい側面としてはこういうハートフルな方がいいか。

 

赤鼻のトナカイ

ここの話はアニメを先に鑑賞していたので大筋は理解していたが、やはり文章であることでの心情描写と物語の理解度に関しては圧倒的にこちらのほうが上回っている。そこに関しては会話劇と心理のテキストが無いだけでもあるのだが、大分印象が違う。「月夜の黒猫」っていうのとかぶさってる野良猫の文章が印象的。

救われる言葉とある種の救済。