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忘備録

考えたことを書いて忘れる用の何か。

Q感想の続き(ネタバレ)

 前の感想を書いた後、パンフレットを購入して一通り目を通し、考察をしているサイトとかも覗いたりしました。
とりあえず前の文章でも分かる通り、自分がまず最初に気にしていたのは過去との関連性だった。観賞直後に思ったのはそこを「あの部分に関連性がある」というだけで終わらせていたけど、実際映像的にもストーリーにも殆ど同じといっていい部分が無かったし、むしろカヲルが犠牲になるという部分だけだったのかもしれない。でも自分はなぜかそこだけ注目してしまった。なんでそういう風に思ってしまったのかこっちではもうちょっと冷静になって考えてつつ、最初に書いた文章をもう少しわかりやすくしてみる。

話の流れはこう。
 まず宇宙空間から初号機の奪還を成功させる。碇シンジは目覚め、訳がわからないままにヴィレがシュキを起動してヴンダーの離陸を成功させ使徒を撃破。そこから綾波の声とともにマークナインが現れて、シンジをさらっていく。
ここまでが自分の思う新規性にあふれていた。特にヴンダーを使用した戦闘シーンには新しさが、既存キャラには性格と時間の経過による変化が、新キャラもオペレーターメインに大量に投入。良くも悪くも全く違う展開だしこういう世界観でも全然進めていくことが出来るという感覚も受けた。
けど、ネルフに戻ると綾波は無反応。3人目とは言わなかったものゼルエル戦後の無感情状態と酷似している。この辺から憂鬱展開になるのを覚悟すると同時に別の意味で不安な感情が芽生える。「あ、これはやっぱり同じ話の筋をたどるんじゃないか」という。
でもカヲルが孤独にうちひしがれているシンジに手を差し伸べて仲良くなるという展開は同じとは思わずにすんなり受け入れられた。これ自体は確かに他に普通に話せる人間自体がその環境にいないし、混乱したシンジとピアノの軽快でなおかつ癒しのイメージがとてもマッチしていたからだと思う。
そこからのサードインパクトの説明と冬月の発言、鬱々としてくるシンジ自体にはこういう事になったのかという状況を受け入れるのに自分の頭の中での解釈が必死だったのでそのままに流していた。シンジ自体のキャラクターもそう前作を見ているから飛び抜けておかしくなったとも思えなくなった。まあこれはこれで比較するとおかしい話ではあるがTV版と旧劇場版を見ていたせいだと思う。
けど、13号機でセントラルドグマの跡地を降り始めてからやっぱり展開自体が同じだという事を自分の中でなぜか勝手に確信してしまう。ここら辺は降下中の絵も含めてそう言えると思う。
実際の映像は最下層到着からヴンダーがくるわアスカとマリがデュラハンっぽいレイとやり合うわで全然違うし、13号機覚醒と槍の話も全く新しい。けど、結果としてはまるでTV版のカヲル回を見ているようにしか思えなかった。その覚醒を止めているのも槍による世界の書き換えの概念も新しいはずなのに、なぜか「君の言っていることがわからないよ」とシンジの言う様に仲良くなった直後で謎の多いまま殺される(自殺?)、カヲル自体が死ぬという状態を自ら選択するという境遇が、根本からは変えられなかったんだなと少しだけ悲しみにも似たモノがあった。
個人的にキャラクターはストーリーに密接に関連している場合、セリフも性格も変えることは出来ないのは当たり前だと思う、けど破はその性格とかの関連性を壊してキャラクターを再構成したんだと思っていた。だからカヲルという存在が同じ足取りを辿っていくことに妙に違和感を受けた。逆にキャラクター以外の出来事、世界自体の変容に同じような終滅感があることは意外とすんなり入っていった。

ラストの展開は新しい可能性があると受け取れた。ここは旧劇場版と比較してもまず何より3人いるし、無気力なシンジを何とか引っ張りだす気力のあるアスカもいるしヴィレも存在するから、まだ何かある感もエヴァパイロットが人外の能力を持った恐ろしさみたいなものをどう扱うのかの期待もあった。そういう意味でつづく要素は沢山ある気がする。
ただこの感覚は前回も同じだといえばそうだった、前回の破はゼルエル相手といえど初号機が覚醒して終わったのでここに前作劇場版の後の展開が繋がるのか、もしくは全く新しいもの。つまるところ新展開があるはずだと思い込んでしまった。今見ると今回の終わりと状況としては同じではないか……と。
覚醒後の荒廃した世界を描くのがヴィレの奮闘を挟んで遠回りしながらカヲルの回に戻ってきた後、覚醒の話を使い直すみたいな。地球自体は破の時よりシッチャカメッチャカになっているけどね。シンジを取り巻く環境というのを描くためって意味合いに近いか。
そういう意味で自分の頭の中で話を理解できた範疇がその部分だったということだろう。もうちょっと見ていくと謎だと思っていた部分の指摘とか新しい気づきが出来て違った見方ができるようになるんだと思う。

  • ヴィレ

この組織が所属している人物の大半が性格自体まるで違うからすっごい新鮮だった。このチームで話を作って欲しい。

  • ヴンダー

空中戦。これを使えばもう搭乗者は必要ないので、武装の扱いがエヴァよりも人間主体の艦隊戦がメインになったのが新鮮。序盤の目新しさはこれ。

  • 2号機改とかαとかβとか

今回の主役機じゃないだろうか、色々武装変更もするし。

  • マークナイン

ロケットになったり全身がコアだったりで割りと変幻自在。
首なしと鎌で死神感が。関係ないが2号機改のブレードとこの鎌はシンプルなデザインだったのが印象的。

  • 13号機

ファンネル? 初号機っぽいが4つ腕になったのと覚醒した時の白い観音像的な格好とオーラはインパクト強い。