忘備録

考えたことを書いて忘れる用の何か。

涼宮ハルヒの驚愕の先行掲載までの考察(2)

宇宙人について

先行掲載で一番ピックアップされたのが恐らく朝倉なんじゃないだろうか。今までは明らかにキョン(主人公)の視点からは「敵」として扱われていたのに周防九曜と対峙する場面に関しては長門の意思に近い行動をとった。

まず現在までに出ている情報統合思念体のヒューマノイドインターフェースは三人。長門有希朝倉涼子喜緑江美里である。

分裂の冒頭で熱を出した長門有希は別の宇宙から来た「天蓋領域」とコンタクトを取るために人としての機能をかなり制限する。

その「天蓋領域」の人形イントルーダー(ヒューマノイドインターフェース)の周防九曜は一番の注目をキョンにおいている。作中のセリフにも「付き合う・・・?」「あなたの瞳はとてもきれいね」等のキョンに対して重きを置くフレーズばかりである。だが結果的にこの注目というのが朝倉涼子のように別な観察対象のためのモルモット的な扱いである可能性が現状不明であるがかなり高く、キョンは実験材料としてとらわれる様に周防九曜の魅力に引き込まれて行く。

情報統合思念体(総意)の側としては恐らく別口の宇宙人がやってきて何をしようと「観察する」 という主目的なもとでは手出しをしなかっただろうが、長門有希は別な反応を示す。
 天蓋領域とのコンタクトのため休む間に情報統合思念体とは別の長門自身の独自行動をとる。
恐らく朝倉を復活させて喜緑に情報連結の解除権限を与えたのは本来のハルヒを観察して自立進化の可能性を探ることを逸脱した長門有希の「現状の状態の変化をキョンに委ねたい」と言う意識が働いているのではないだろうか。
こうすることによってキョンの保護は別口の宇宙人からは朝倉、朝倉自身からは喜緑と、キョンを保護する体制を整えた。

だけど今までの憂鬱、消失を考えるとそれは矛盾する。そこでこういう流れを付与した
 バックアップであるから思考の形態は同じである→長門の意識の極端な部分を象徴させたのが朝倉→その他のヒューマノイドインターフェース(喜緑)は長門と朝倉のようにキョン自身の関係上で行動を起こすことはない→よって現実的に行動を起こすことができるは朝倉にしかできない

この部分を強調することによって朝倉は状況制限付きで復活することが出来た。しかし「キョンのピンチ限定」であり、喜緑による監視も必要となった。
 朝倉の発言「私と長門さんは鏡の裏表」に関しては「事実上、キョンの周りで行動をできるのは二人(長門・朝倉)しかいない、喜緑は観察するだけでありキョンの身に何が起きてもアクションは起こさない。」ことを示し、結果的に長門の欲望や強い衝動の部分が朝倉であり、それを否定することは出来ないと言う形で受け取れる。
ここまでの話として情報統合思念体の主流派に所属している長門だが、任務を超えた目的を持ちつつありキョンの元では実際は「長門単独派」とも言うべき状態になっており、それに同調?というか付き従えるのが朝倉のみなんではないだろうか。
 古泉も「情報統合思念体の中でも長門は別」という扱いになっていたり、消失事件にもあるように長門としての独自行動が今度情報統合思念体からかけ離れた行動をとらせる可能性は多いと思う。
 長門のバグの部分が個人としての意識となっていてそれを尊重させるには朝倉の凶暴性も認めたと言うことになるんだろうか。それはある意味で人間のように成長した結果とも受け取れる・・・・


 
 ・・・次は分裂したαとβについて考えてみようか

思いついたことをそのまんま書いてると主題がずれてくるw
 どんどん校正しないといけないね