コクリコ坂から 感想
観てきたので。(ネタバレというか・・・なんというか)
場所は横浜、時代設定が1950〜60年代の学生、少女漫画原作とあったが、話のテーマとしては3つくらいあって恋愛オンリーではなかったと受け取ってる。
メインではないのかもしれないが、クラブ棟の取り壊しに関わるいざこざに関しての話が、先生や理事長とのかしこまった会話のやりとりとか世代のテイストをだしている場面はいい味があった。
また、告白を中盤に置いてラストに兄弟説否定にスポットを当ててたせいもあって、いい感じに生暖かく観ていられた。これの展開が逆だったら危なかった。
よって、「耳をすませば」のようにラストシーンまで一貫して自分の中で悶死するような殺伐とした展開ではなかった。「耳すま」も副次的?にも「雫が本一冊書き終えて自分の中で納得する。」という事はあったのだがモロに天沢聖司の影響だし、こっちは割とクラス・学生全員の達成目標であったし、どこか「これは世代が違うな」という感覚を持てたからその後エスケープされるのを除いて何とか耐えられた。なんで急いで走りださなきゃいけないんだろうね?絵になりすぎるんだよ。まあ、そうつくってるからそうなんだろうけど・・・
理事長に会いに行く時、東京まで遠いと言っていたがそこまででもなかったような、高校生視点だからか?エスケープは必要悪だが。
作画はさすがだった。動きとか背景が使ってる枚数違うってわかる。さすがに男子生徒たくさんが一斉に笑い出す場面とかはタイミング合いすぎてるかな とかは思ったりしたが。