ゲーテ 「色彩論」 訳:木村直司
・きっかけ
ゲーテって詩じゃないの?
・導入
とりあえず100ページ程は色彩とかよりも科学的な話と感覚的な差の疑問点を記述。何よりゲーテが自然科学者なんだというのが一番勉強になったんだけど、ともかくニュートンと同世代(今の時間感覚から見て)で同時期にこういう体系を組んでいたというのは知らなかった。
訳の関係なのか、元々の書き方が違うのか。「自然 ー断章ー 」の色濃さが他と違って妙に感傷的なのでそこには惹きつけられた。
高次の直感の伝達をする。
色彩は3種類ある
・生理的色彩 主にすぐに消えるもの
・物理的色彩 一時的だけど継続性がある
・科学的色彩 ほぼ永久に消えない
光は黄色に近い
闇は青に近い
その黄と青を混ぜると緑になる。
赤には橙と菫の一部が入っている。
このメインの3つ、あるいは6つで大きく分けた全体の色になってる。
・生理的色彩
1章
目のせいで色がコロコロと変わるのは「欠陥」なんじゃないかと思っていると、実は違っていて、何はともあれ光と影の影響がものすごく関わっているのは確か 。いろんな実例からも似たような効果があるのがわかる。
白ー灰色ー黒の違い
自分の実験結果とかもあるけどどうも挟み込み方が読むにしては別物に感じてしまう。
ここでストップ。
ともかくあまりにも前提知識がなさすぎたので解説と後書きを読んでみる。そうするとどうやらここから始まる一冊の本の内容というのはゲーテ自身の感覚として宗教的感性が多く含まれているし、あまりにもその後の色や光に関する知識が新しくなりすぎて、単純な教科書的な要素としてあまり機能していないようだ。それじゃあどういう読み方をしていこうかという時に何個かルールを設定する。
・目指しているのは自然の法則だけど、この人物の哲学的要素とか西洋(当時のヨーロッパ)の感覚をみるのが主体になるかも。
・ある程度他の有名な実験結果とかはその都度調べることが必要になるかもしれない。
・教科書的な知識と比較する必要がある。
気がした
その後、1編まで読了。
生理的色彩の中には実験結果と感覚的な印象をちりばめているものの、どれもどこかで聞いたことのある話であって、それは教科書とか授業で聞くようなものだった。新しいと感じたのは色味の表現の仕方と芸術家の絵描く絵の色調の説明がだろうか。
・このへんのワード
キルヒャー
有色陰影
ランベルト
2編〜
ここでもうなんか自分の知識だと現在の色彩の知識とか光学の知識が少なすぎるせいか、実験結果と考察の流れで疑問が出てくるようになった。「多分これは違うんじゃないか?でも教科書とか見てみないとわからない・・・」というような。なので何か一冊それに関係するような本を買うか、ネットで調べながら読み進めたいとも思う。
こっちに派生しました。http://d.hatena.ne.jp/akaru000/20111215/1323906620
徹底図解 色のしくみ―初期の光学理論から色彩心理学・民族の色彩まで (カラー版徹底図解)
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とりあえず止まります。
168ページ(+後書き)で休憩中