忘備録

考えたことを書いて忘れる用の何か。

これからは週単位か月単位で

手始めに週単位、たぶん読んでる量が多いのは今だけなのでそのうち月単位に失速するんだろうが

最後の展開はいいと思ったけど、そこに到達するのに必要なストーリー量が多かった気がした。
もっと中盤のそれぞれの登場人物の視点の話を削ってまとまってたら全部が伏線で繋がってたりして読みやすくなったような、連載の関係かな。






コレは多分編集の意向もあるんだろうけど短く誰でもわかるようになってる、けど筒井康隆さんのテイストでかかれてる。そんな感じで進んでいった気がした。

自分は新書をその辺から入ったのでたいへん読みやすいと感じたので4


冒頭にあるようにタイトルをつけた人が「バカの壁」「国家の品格」を生んだ人と同じであり、そこに釣られたと言われれば嘘じゃない。

フロイトの話が4割その他体験談とアホの必要性6割ってところかな?

二章の終わり方がもはや小説wこんな文体をつくっていけるのはのは凄い、あとちょっとエログロに対する認識も改まったかも

四章の問題をいろいろ定義してるところで〜の品格の批判ができるのは・・・やっぱりある種のはっきりとした考えが無いとできないという高尚な点を評価するべきか、むしろこのタイトルを冒頭で棚上げしてる点をネタにするべきかちょっと悩んだw

この章全体のテーマの失敗の原因を挙げる話は参考になった、でも肝心な時には思い出せないだろうけど。
 








制作者の意図が観たい人用、特に原作に忠実な分アニメ的な見せ方がどういうふうに変えて描かれてるかがよくかいてあるのでそんなのを知りたい人にはいいと思う。


何となく個人の感想としては、一個の話に対してそれぞれの主体的に思えるテーマがバラバラでも、それが作品としていい味になるのかもっていう認識が生まれた。昔は統一された意思みたいなのを徹底的に共有するものかな?と思っていたが、むしろ解釈が沢山あることもメリットになるなって。
 


 













とりあえず著者に「おめでとう」と言いたくなった。そこまで考え抜いた末の話なら文句は言えない…っと言うわけでもなく、単純に読んだ感想を


エヴァ基準のおたく変遷って言っても文句はいわれないよね?


ちなみに自分もこの本に引用されてるような作品や著書を少なからず読んだりしてる。

以前にこういう批評をした文を読んだあとにその実際の作品を見ると「なんて偏った視点なんだろう」思ったものだった。

でもある程度その時代性とか背景を意識しはじめるとその批評に一言いいたくなっていく物なんだと自分自身考えを改めるようにもなってきたような、まだ反発してるような。

より噛み砕いて昇華できたならば素直な反論もし始めてしまうかもしれない。


見事に釣られるようにここ最近のヒット作を並び立てて「セカイ系」とその対立構図にしてしまうのは…いいのか悪いのかはともかく、書評としては面白かったです。


もう少し語りたいオーラを抑えて純粋な比較文学にするか、全面に出してストレート論になっていくかはちょっと今後気になるかも。




絶望した