忘備録

考えたことを書いて忘れる用の何か。

涼宮ハルヒの驚愕の先行掲載までの考察(4)

結果として分裂してしまった世界は元に戻す必要がありそうです。

それがどんな形になるかは正直分かりません。本編を見てみないことには分かりませんが、これまでの謎の考察を含めて予想してみます。

(3)ではハルヒの思考実験の場として分割された世界が今の現状であることを予想、世界をαとβに分けたのはそこが原因で、ハルヒが佐々木のことを注意しなかった世界がβとなって、恋敵とまではいかないものの警戒心を払いキョンをある程度希望のかなう状態にさせてあげたのがαとしたならば、解決法は「佐々木との関係は親友より下になり、更にハルヒとの関係は現状維持以上の状況になっている」ことだろうと思います。

それでは分割された世界で、どちらかが、あるいは両方がその条件を満たしてなかったらどうなるでしょうか?
 おそらく消えます。どんな力の介在があるのかは不明ですが、「面白い冗談だわ・・・」等のキョンに聞こえてくる謎の声のように、何かの介入によって世界そのものが消滅される。もしくは抗えない力によって、強制的なハルヒへの共感行動へ駆り立てられ、結果としてある一地点で合流することが予想されます。

ここでちょっと反則めいていますが、著者「谷川流」さんの別作品「学校へ行こう」の5・6巻でも世界の分離が発生しています。ここからこの解決法に習い、オチを予想することにします。但し学校へ行こうの話しはかなり大雑把な形になります。

学校へ行こう」 上でも世界の分割が発生し、それを解決したのはEMP能力(超能力のようなもの)をもつ宮野が、今いる次元より上位世界の次元に介入し世界の設定を変更させることの出来る能力を使いこなせるようになったことで事件を解決へと導きます。これによって世界とはトーナメント表のように自分のいる世界(次元)とその上位に位置し、下の世界を自由に介入・変更することのできる世界の住人というものが存在することが示されます。また、上位世界の次元に住んでいる人物は下の世界にかなり強力な介入能力を保持していることが示されています。

2つの作品と全く同じ設定をとるわけはないですが、おそらくかなり接近した話しであることを自分は予想します。ここではそれぞれの役割をインターセプタ、インタラプタ、アスタリスクの3つに分けます。

上位世界からの介入に使われる能力を持っているとすれば、それを保持できる者は「ハルヒ情報統合思念体・天蓋領域」の内の誰かだと思います。未来人は過去の状況に強烈に干渉することは出来ませんし、超能力者も閉鎖空間内と状況解説専門なので無理でしょう。



・・・まだ続きます。